独断分析 vol.42

動画その57
https://www.youtube.com/watch?v=0A5F4mR30Vk


分類:殺陣
伸び代か迷う程度の内容だ。
サムライフェス2020というイベントにも出られているようだが12分もあったので、当ブログでは止めておいた。そちらの動画ならば伸び代確定だ。

さて、この動画の立ち回りで、良い部分はストーリーが想像できるところだ。
芯が挨拶に訪れた所は、そこ主を含め芯を斬り殺そうと、待ち伏せしていた。主は味方を装っていたが敵であった。など、台詞がなくてもおよその流れが分かる。

では殺陣だ。
まず、絡みが後ろから躍り出た時、芯は振り返りもせず、刀をまず手に取る。目線にすら緊張感がない。振り返って確認するか、気配や殺意を感じ取る芝居がまず欲しい。
そしてこのストーリーなら、後ろの絡み3名は、抜刀した状態で登場すべきではなかろうか。芯が刀を置いている時こそ、斬れるチャンスだと想像して欲しいものだ。

3手目、帯刀の後、右手をひろげる意味が不明。
4手目、真向を避け。絡みはどこに斬り込んでいるのやら、そこには元より芯はいませんでしたが・・・。居所に斬りかかるようにすべきだ。
6手目、鍔で跳ね上げが中途半端。
7~9手目、芯の足が動かない。
10手目、突きを流し。絡みが突いてもなければ、流してもいない。
14手目、真向を避け。4手目と同様にお粗末。

個人的には絡み(主)の着付けや帯の結び方が一番気にかかる酷さだ。
そして2人目に斬り殺された絡みが倒れずに「私の役目は終わりました」的な感じでいる事が残念だ。他の絡みは立ち回りが終わるまで倒れているのに気付かないのだろう。

倒れなかった絡みは「稽古」との認識で立ち回りを行った。他の絡みは「本番」だと意識して立ち回りを行った。この小さな差が今後どれほどの差になるか身に染みた時にはもう遅い。

殺陣についてアレコレ吐き出す