独断分析 vol.41

動画その56
https://www.youtube.com/watch?v=4X1cIf_1jNA

分類：伸び代
この動画のはじめに殺陣があります。
UP主さんが素人さん。プロが絡みのお二人。

プロのお二人の団体は「独断分析 vol.12」で紹介したところの方だ。という事は、殺陣付けは、役者&殺陣師と自称している代表の方がされたのだと推測できる。

まずは、一通り殺陣を見て欲しい。単純にとても酷い有様だ。これが殺陣師の仕事かと思うと腹立たしい。いや、もう見る前から薄々分かっていたので、失笑か。

初手から、絡みは微妙な片手の袈裟斬り。呆れてしまう。これでプロとは恥ずかしいと思うべきだ。

4手目、鍔で跳ね上げ。初手から、芯は凄まじく強い印象だ。ならば、跳ね上げられた際にはもっと飛ばされる芝居をすべきではないか、カメラアングルしか気にしていなかったのだろう、大したリアクションもできていない事に気づいて欲しい。

5手目、回転胴斬り。斬った芯の左手の指が3本、開いている。プロというのであれば、芯の女性に教えるべきだし、このカットくらい取り直すべきでは。

8手目、抜き胴。斬った後の左手が太ももに。これも教えてあげるべきだ。

殺陣師の前に、役者として殺陣がまともに出来るようになって欲しい。


そして、この動画を見て気づいた方は、いるだろうか。

芯の巫女は、ゾンビもしくは幽霊なのか。着物の合わせが逆だ。
殺陣師とまで謳っている殺陣団体の代表が、着付けの間違いにすら気づかないとは・・・。
パッと見た時に普通なら違和感を感じる。プロとして素人さんに接するのであれば、こういった所から教えてあげて欲しい。帯の結び方や帯刀の仕方、所作など指導をしてこその殺陣師ではなかろうか。

また、この動画はカット数も多く、撮り直しはいくらでも出来そうにも関わらず、クオリティは低すぎる。

この団体の恥を晒す結果に終わった。
この代表の方は、殺陣について自信満々に自論を語っているが、語る前にすべき事が山積みだと自覚して欲しい。