独断分析 vol.35
動画その48
https://twitter.com/ryusei_ageha/status/792339196102922242
分類:殺陣
殺陣ユニットを組まれているとの事。またワークショップも行っているようだ。
何にせよ「役者&殺陣師」のカテゴリーは期待せずに見て行く・・・
ハードルが下がっているかどうか分からないが、パッと見、まともな殺陣をしているように見えた。
初めてではなかろうか。ちょっとワクワクしてきた。
板の間で裸足なので。足が多少バタつく事は抜きにして見る。
1~9手目まで、良い。刀の振りはじめや、扱いについて追及できる事はあるが、見れる立ち回りだ。
さて、次の長い間の部分の後が引っかかる。
10手目、芯から斬りかかっている。ここに違和感がある。芯は無構えから下段の構えに移行しているのだと思うが、絡みは正眼のままだ。
絡みには隙が無いにもかかわらず、芯は斬りかかっている。正眼のまま突かれれば即終了だ。隙という意味では芯の方がある。特に実力に自信のある役柄もしくは、勝てると確証を持っている演技の際に、無構えや下段の構えを使う事が多い。いわゆる絡みに斬りかからせる誘いの構えだ。誘っているのに自分から斬りかかる。この心境の変化については、何かしらの根拠が必要ではないだろうか。
実力の差があるという材料だけで、正眼に向かって刀を振り上げ向かっていくと言うのは、自殺行為だ。
11手目、横面を柳受け。動きが微妙なため、打ち合いかもしれない。
12~14手目まで、良い。
15手目、抜き胴。刃筋が寝ている。最後は片手で決めたかったのだろう。斬り始めは両手で行っているが刀身がブレてしまった。ここは再度すれば上手く行くかもしれない。
また、斬った後、絡みに反応して構え直しているが、実力の差がある役柄だとするなら、動かなかったほうが、実力差が明確にならないだろうか。
カメラ固定を意識して、最後の抜き胴が切れているように見える立ち位置であったならなお良かったのではないか。
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