独断分析 vol.29

動画その40
https://www.youtube.com/watch?v=Bg2AzJq6LyY


分類:伸び代
殺陣教室をされている方です。ネタかとも言える内容だ。
腰の使い方、足運び、構え方に刀の振り方。全てが素人に毛が生えた程度。
昔ながらか、2019年に流行っていたのか知らないが、抜き胴のレベルの低さに愕然とする。
やろうとしている事は分かるが「違い」以前に見本に値しない。
この方は色んな動画で語っているものが多い。刀を振っている動画が数少ない。
剣術も経験されているようだが、この動画ひとつが全てを物語ってしまっている。
この動画以外の動きのある動画も見るに堪えないお粗末さ。
これで教える立場とは、正直、教え子に失礼だ。

ホームページ、twitter、Instagramなど確認してみたが、インバウンド向けなのか、コスプレイヤーさん向けなのか、といった所だ。
何にせよ、経歴に見合う動きが見受けられるように、まずは自身の力量を向上させてほしい。


動画その41
https://twitter.com/riekobb/status/1231501357057634305


分類:殺陣
殺陣パフォーマンス集団に所属されている方らしい。
足が動かない殺陣。距離を合わせるための嘘が山ほど出て来る動画だ。

1手目、刀を回しての流し。芯の足が前足半歩しか動かない。
突きをいなしながら、自身も動くべきだ。
絡みも、突きを流されたのだから、一歩前におこづくべき。すると絡みの左側に隙ができるため、次の手につなげる事が出来る。

2手目、横面の受け。動画のような突っ立った状態で受けれる威力・・・なのだろう、芯の突っ立って横面を打っているのだから。茶番だ。

3手目の鍔で飛ばし。絡みは立ち位置を変えず、強引に飛ばしている。しっかりくぐるべきだ。

4手目の横面。しゃがんで受け。絡みが横面を一歩前に出て打たないために、芯が絡みの身の内に入って来ている。ここは芯は斬られる間合いでしゃがみ、絡みが前に出て、芯が受けるのが自然だ。

5手目、胴斬り。良い。ここも絡みの足が動かない。足を画面奥に出すべきだ。

6手目、逆袈裟。絡みの位置を加味して及第点。絡みは芯を視野に入れているにも関わらず、斬られるのを待っている。もう一度振りかぶった所で斬られるようにすれば、タイミングが合うのではないだろうか。そのために芯は引いて斬る事を強いられる。

もっと足を動かしてほしいものだ。足を動かせば、おのずと隙が生まれる。素直に隙に打てば、次の手につながる事を頭に入れると、躍動感のある殺陣が出来る。

殺陣についてアレコレ吐き出す