独断分析 vol.25
動画その34
https://twitter.com/osyakasyama48/status/1235217169308217345
分類:殺陣
一挙動で「跳ね上げ・突き付け」らしい。
一手で終わるのだから、もっとこだわって欲しいところだ。
まず「跳ね上げ」と言われているが、跳ね上げではない。
「跳ね上げ」を見せたいなら、斬りかかった方は刀を跳ね上げられる芝居をすべきだ。
見る限り、刀の軌道を逸らしただけ。弾いただけだ。
間合いが嘘。
空振りすると一目瞭然なこの間合いで斬りかかる人はいないだろう。
間合いを無視して、この手を稽古する意味は無いに等しい。
両者の為になる稽古をすべきだ。
ただ「一挙動」で「カメラアングルを変えて」をやってみたかっただけ。
動画その35
https://twitter.com/nodokawawaita/status/1235227215500996608
分類:殺陣
まだまだ、芯として動くの事が慣れていない感じが伝わる。
さて、順に見ていこう。
1手目・2手目の飛ばし。おそらくこの2手は芯の後ろに捌かれた「絡み」のスペースを作る目的で「前に進みながら飛ばす」だったのではなかろうか。足運びが1手目から中途半端なため、動画のようになってしまった感が否めない。
そして、左手が遊ぶ。この後も全体的に左手が遊ぶため、この芯の方は両手で刀を振る稽古をした方が良い。
3手目の跳ね上げ・・・にしたかったのだろう。刀を振っただけ。
4手目の追っ払い。左手が遊ぶ。
5手目の落とし。横面に対して袈裟切りの軌道で落としているが、絡みの動きから察するにこの手は下へ真っ直ぐ落とすべきだ。足運びとしても、追っ払いで作った画面手前のスペースを使って、一歩引いて落とせば、次の手に上手くつながるが、画面奥が詰まる原因がここで完成する。
6手目の飛ばし。ここで、画面奥へ一歩進みたいがスペースがないため、その場で捌く事となってしまっている。
7手目の飛び跳ねての避け。絡みが画面奥の壁ギリギリから足払いをすべきだ。この絡みのかたは、自分の順番を待っていただけ。付け回しをすべきだ。
8手目・9手目の巻き落とし真向。絡みはあと1歩早く掛かるべきだ。画面奥のスペースが無くなる。また、この時に芯より奥には絡みが居ないため、どうあっても芯はカメラ側に振り返る。ならば斬りかかる隙は、芯の着地後すぐだ。
芯は真向の時に首を振っている。髪が目にかかったのか・・・この殺陣の中で初の斬るところ、しかも次は見得が待っている。我慢して欲しかった。
10手目の見得切り。左手が普段から遊んでいるから、このような事になる。
11手目の牽制。奥に出てきた絡みに対して刀と顔で牽制。その後じわりと手前に振り替える・・・奥に牽制するまでのところは良いが、奥に一人と確認したなら、刀は残しても、すぐさま手前に振り返るべきだ。奥には1人、手前には3人。どちらを目視すべきか容易に判断がつく。
12手目の払い。絡みの間合いの測り方が間違っている。近すぎて片手になり、刀を強引に合わせている。間からの一手目だ、間合いを見る時間は十分あったはずだ。
13手目の跳ね上げ。この絡みの方は、本当に足が動いていない。この手は、その場で跳ね上げでも次の絡みの位置の都合上、良いところだ。絡みはもう一歩踏み込んでもらいたいところだ。
14手目・15手目の胴切り2回。その場で2回・・・。絡みがまだまだ初心者なのは見てとれるが、滑稽すぎる。14手目を画面奥へ抜き胴、15手目を返して胴切り、の方が良いのではないだろうか。
16手目の跳ね上げ。両手上段受けのような形で跳ね上げている。普通に跳ね上げれば良いと判断する。
17手目の突き。カメラアングルを考えると絡みの左腰に突くべきだ。
18手目・19手目の跳ね上げ抜き胴。上手く行った。が、抜き胴後の刀が振り過ぎで、奥の絡みに当たりそうだ。この抜き胴からの流れで奥の絡みに向くではなく。抜き胴後に、腰を返して巻き落とす方が安全だ。しかも、奥の絡みは一度刺している。手前の絡みは無傷。芯がどちらに振り向きたいかで考えれば手前だ。刺した相手がまだ斬ってくると分かっているからこの様になる。
20手目の巻き落とし。絡みが「跳ね上げられている」ここは「落とされる」が正解。
21手目の袈裟切り。上手く行った。
22手目の避け。絡みが嘘を切りすぎ。
23手目。これは何なんだ。芯も絡みを何がやりたいか分からない。
24手目の突き。上手く行った。
25手目までの間の芯の移動には、意味を見出せない。
25手目の袈裟切り。上手く行った。
全体を通して、細かい立ち入りや捌き方を確認していないのではないかと思う。足場が滑りやすいのは見て分かるが、ならばなおさら、確認すべきだ。
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