独断分析 vol.26
動画その36
https://www.instagram.com/p/B9XodN5Fugv/
分類:殺陣
芯の方は道場の代表であり殺陣師だそうです。
全然関係ないが、Instagramは途中で巻き戻しができないのを知る・・・
面倒くさい。
ともあれ、見ていこう。
1手目の跳ね上げ。跳ね上げから芯は顔を画面右を向けているが、これは演技なのか不明。
絡みは手前に2人。芯が右の絡みを跳ね上げたところで、芯が右側を意識することは何もない。1人を捌いたなら自ずと、もう一人が斬りかかって来るのではないかという予想は誰でも容易に想像できる。ここは右の絡みを捌きつつ、左の絡みも視界に入れる顔の向きにしておくべきだ。
2手目の追っ払いからの突き付け。突き付けまで良しとして、ここも顔だ。左の絡みに突き付け、気付いたかのように右の絡みに牽制を入れている。相手が2人という事は最初から分かっている事だ。突き付けた後、直ぐに右の絡みに牽制すべきではないだろうか。
3手目の間合いを取る。上手く行った。
4~6手目の上・下・上。上手く行った。
7手目の払い落とし。絡みが落とされた自分の刀の方を見ている。ここで斬られてもおかしくない状況で芯を見ていないのは、致命的だ。芯の動きを確認しながら、抜き胴されるタイミングを測るべきだ。
8手目。足払い・斬り上げ・抜け胴のどれか・・・。絡みは斬られに行ってるだけで、斬ったように見えない。何を表現したいのかが不明瞭となる。どこを斬られたのか、絡みのリアクションで表現するなど、考えられることはいくつかあるが、そのどれでもない。
9手目。斬ったように見えない。
最後の絡みを斬る部分はカメラアングルを考慮すべきだったのではないか。これが映像作品であれば、間違いなくNGだ。絡みの動線を変えるだけでも十分に斬ったようにみせる事が可能と判断する。
UP主さんの動画を色々拝見すると、固定アングルが多い。おそらくスマホで手持ちしていると思うのだが。ならば余計にカメラアングルを気にして欲しい。
最後に、全体的に切っ先が走っていない。早く捌こうとしているのか、刀ではなく棒を振っているように見えることが表現面としては残念だ。
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