独断分析 vol.24
動画その32
https://youtu.be/upXBIkQb4xk
分類:殺陣
さて、稽古風景の動画。中心の方(芯)が周りの方(絡み)の刀を巻き落として斬る。動作を慣れさせる練習か、声かけに反応する練習か。というところだろうか。
こういう練習はあっても良いと思うが、しっかり巻き落としても無ければ、刀もしっかり振れていない。これでは、声かけに反応する以外は、何の成果も得られない。最初はゆっくりであっても、足運び、捌き、斬るまで基本動作で出来るようにすべきだ。
そして絡みを見ると、ちゃんと芯の隙をつける側の絡みが斬りかかっているのが分かる。
逆に芯は、この事を理解して逆手に取るべきなのだ。自分から隙を見せる。まんまと絡みは斬りかかってくる。
この考えが整理できれば、慌てて声かけに反応せずとも、自身が巻き落として斬った人以外の2人のうち、自身の隙の多い側の人から声かけがある可能性が高くなる。それに対応できる体勢を整えるだけだ。
殺陣は、立ち回っている最中、いかに頭が冷静であるかがカギとなる。演技なのだからアドレナリンは不要だ。
次の手は。どこまで動くか。どう捌くか。突発的な事態への瞬時の判断。立ち回りの間に考える事は多岐に渡る。
殺陣の動きだけで精一杯のあいだは、まだまだだと自覚し励んでほしい。
動画その33
分類:殺陣
この教室さんの中級のワークショップらしいです。
中級とはどの程度なのかはさておき、重心の勉強になったとの事を書かれている。
では、見ていこう。
まず、全体的に。
絡みのお二人は「先生」だという事だが、芯をちゃんと見てはいるが、とても場違いなところに斬りかかっている。ここで想定される事は、芯が下手だという事だ。
何が下手かと言うと、独りよがりに刀を振っているだけ。安全が確保できないために、絡みのお二人は必要以上に距離を取るしかない、との判断ではなかろうか。
芯は斬る直前しか絡みを見ていない。斬った後に絡みを気にする事もない。重心がどうのこうのと言うより、まずは怪我をしない・させない殺陣が出来るように相手をしっかり見るべきだ。
そして「先生」。ワークショップという時間の少ない中で教えるのは、とても難しいとは思う。また、この芯の方は「初級」で良いと判断するが「中級」というのは安全に殺陣ができない人でもできるレベルの内容なのだろうか。この芯の方に教えるべき「基本」は山盛りだ。
順に毒舌していこう。
1手目の擦り流し。絡みはどこに斬りかかっているのやら。芯は擦り流しの切っ先が外側へ出るため、絡みに当たる可能性がある。だから絡みは当たらない様に嘘まみれな所に斬りかかった。
2手目も上記と同様。
3手目、4手目の受け・・・打ち合い・・・距離と「点」が違う。
5手目の避け。打ち合った2人が避けすぎ。これが次の抜き胴をダメにする。
6手目の抜き胴。1手目と同じ事が起こっている。
7手目の跳ね上げ。唯一、ここだけ合っている。絡みの方が良く見たおかげか。
8手目、9手目の切り上げ。10手目の受け。タイミングが合っていないが何となく見えるのでスルー。
11手目の・・・何だ・・・。よくわからない捌き。
12手目のジャリン。立ち位置の整理用の一手かと思ったが、芯の足運びに全て崩される事となる。
13手目の袈裟。絡みとの距離が合わない。芯に近づくのが怖いのだろう・・・
14手目の胴切り。芯が出過ぎた為、絡みは避けている・・・下手な芯を相手にするとこういう参事になる。相手は影じゃない。刀が当たったら怪我をすると自覚しよう。
この教室さんの中級のワークショップらしいです。
中級とはどの程度なのかはさておき、重心の勉強になったとの事を書かれている。
では、見ていこう。
まず、全体的に。
絡みのお二人は「先生」だという事だが、芯をちゃんと見てはいるが、とても場違いなところに斬りかかっている。ここで想定される事は、芯が下手だという事だ。
何が下手かと言うと、独りよがりに刀を振っているだけ。安全が確保できないために、絡みのお二人は必要以上に距離を取るしかない、との判断ではなかろうか。
芯は斬る直前しか絡みを見ていない。斬った後に絡みを気にする事もない。重心がどうのこうのと言うより、まずは怪我をしない・させない殺陣が出来るように相手をしっかり見るべきだ。
そして「先生」。ワークショップという時間の少ない中で教えるのは、とても難しいとは思う。また、この芯の方は「初級」で良いと判断するが「中級」というのは安全に殺陣ができない人でもできるレベルの内容なのだろうか。この芯の方に教えるべき「基本」は山盛りだ。
順に毒舌していこう。
1手目の擦り流し。絡みはどこに斬りかかっているのやら。芯は擦り流しの切っ先が外側へ出るため、絡みに当たる可能性がある。だから絡みは当たらない様に嘘まみれな所に斬りかかった。
2手目も上記と同様。
3手目、4手目の受け・・・打ち合い・・・距離と「点」が違う。
5手目の避け。打ち合った2人が避けすぎ。これが次の抜き胴をダメにする。
6手目の抜き胴。1手目と同じ事が起こっている。
7手目の跳ね上げ。唯一、ここだけ合っている。絡みの方が良く見たおかげか。
8手目、9手目の切り上げ。10手目の受け。タイミングが合っていないが何となく見えるのでスルー。
11手目の・・・何だ・・・。よくわからない捌き。
12手目のジャリン。立ち位置の整理用の一手かと思ったが、芯の足運びに全て崩される事となる。
13手目の袈裟。絡みとの距離が合わない。芯に近づくのが怖いのだろう・・・
14手目の胴切り。芯が出過ぎた為、絡みは避けている・・・下手な芯を相手にするとこういう参事になる。相手は影じゃない。刀が当たったら怪我をすると自覚しよう。
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