独断分析 vol.32

動画その45
https://www.youtube.com/watch?v=zTTFJu-VQew


分類:殺陣
この動画の芯はよく飛び跳ねる。この癖は腰が安定しないため直した方がよい。
回転が何度もあるために、腰が浮きやすいのも原因のひとつだ。
それ以外について、見ていこう。

1手目、避け。良い。
2手目、横面を受け。このリアクションで、絡みの刀の軌道が危険。頭の上で刀を返すと、芯に刃先が当たる可能性がある。誰もいないスペースを使って返すようにすべきだ。

3手目、真向を払い。良い。
4手目、真向を避け。良い

5手目、擦り流し。良い。
6手目、横面を落とし。芯が絡みを見ていない。絡みの刀を待って捌くべきだ。
7手目、突きを流し。良い。
9手目、突きを・・・何だろう。これでは、芯が斬り上げで絡みを斬ったように見えてしまう。本来は避けなのだろう。
10手目。真向で払い、間。真向を振るのが若干遅い気がするが良い。

11手目、真向を跳ね上げ。良い。
12手目、逆袈裟を擦り流し。跳ね上げた意味がなくなる。受け側から攻め側に変わって良い状況にも関わらず、また受け側なのはなぜか。

13手目、真向を落とし。絡みがタイミングをかなり間違っている。
14手目、真向を受けられる。ここも絡みが屈む根拠が見当たらない。おそらく、前の手の落としの際に、バランスを崩したところへ芯が斬り込む。これを危機一髪な表現で受ける。というのが正解だろう。動画の様に自分から屈んでいては、何の意味もない。
15手目、飛ばし。良い。

16手目、何だこれは。芯は流しに見える。絡みは逆袈裟を飛ばされたように見える。そしてタイミングも合っていない。完全にNGだ。これは絡みが悪い。
17手目、擦り流し。絡みはもう一歩右に入り込んでほしいところだ。
18手目、逆袈裟。斬ったように見えないのは、絡みの一手前の立ち位置が原因だ。
19手目、斬り上げ。切っているのだろうが、切ったように見えない。絡みの動線が悪い。
20手目、斬り上げ。良い。切られた後の絡みの走り抜けが遅い。邪魔になる。斬り上げ終えた刀の切っ先が、切った絡みに当たる危険も考慮し、早く抜けるべきだ。
21手目、回転斬り上げ。絡みが遅いが良い。
22手目、真向。良い。

芯は刀を振り過ぎる・左手が遊ぶ癖が多少うかがえる。また、絡みを見てるようであまり見てない感じが伝わる。

殺陣についてアレコレ吐き出す