独断分析 vol.18

動画その26
https://twitter.com/tsujitakamasa/status/1217467007433506818


分類:殺陣
某武将隊で「役者&殺陣師」をされている方です。

順に見てみよう。

1手目の牽制。芯は右側へ牽制しているが、リアクションをしているのは、右奥の方のみ。
右前の方もほぼ同時に振りかぶっているのだから、この牽制には右奥の方より早くリアクションすべきだと考えるが何もしていない。

2手目の突き払い。この時に先程、リアクションを取らなかった右前の方が刀を振り下ろしている、これが手付通りなら、芯はもう一歩左に動くべきだ。でなければ斬られる。避けたようにも見えない。

3手目の突き払い。左手前の方は、1手目2手目の間に上段に振りかぶっていたのに、突きに変えている。振りかぶりをやめた根拠が見当たらない。

4手目の2人同時受け。この間が不明。受けた際に、手前の2人は斬る絶好の機会。そして斬れる立ち位置だ。間を作るなら、絡みも間をもたせる芝居が必要。

5手目の飛ばし。絡み二人の動く方向が別。芯が上に跳ね上げたなら、左奥の方が正解。くぐって飛ばしたなら右奥の方が正解。

6手目の切り上げ。絡みはもっと芯の方に入り込まないと、切られたように見えない。
7手目の突き。これも絡みが芯の方へ入り込まないと、突かれたように見えない。
8手目の胴切り。上記と同様。
9手目の逆袈裟。上記と同様。芯は右手が逆手だが、この時には順手に持ち替えている方が見映えがよい。

回転、見得を切る。バランスを崩して決まっていない。

全体的に芯の足が動いていないのが、下手に見える原因だが、この状況を加味したなら、絡みがもっと動いて、殺陣を成立させる努力が必要だ。

殺陣師なら、足運びはしっかりして欲しい。また絡みの入り具合を映像を確認して調整するべきだ。この方も「刀の振り方作れる」レベルで殺陣師とは程遠い。

斬

殺陣についてアレコレ吐き出す