独断分析 vol.4

動画その7
https://twitter.com/crybaby_pierrot/status/1218542479080706048


分類:伸び代
この動画については、いつもに増して辛口に進めていく。なぜなら、私が先日記事にした「独自にカテゴライズ・その3」の最後に書いたtwitterで殺陣師と自称している方々の内の一人だからだ。「目指せ殺陣師」とされているが、役者でもあり、殺陣指導も担当しているとの記載がある。
特に「役者&殺陣師」としている方は引っかかるところが多い。
さて、本題に入る。

「絡み」の方々は、まだ勉強中である事は間違いないと思うので、芯の動きを順を追って見ていく。

初手の跳ね上げ。腕も腰も、刀(真向)を迎えに行ってしまっている。初心者あるあるだ。
この動きを見ただけで、芯の方は「殺陣の指導」は確実にできないし、殺陣をする役者としても、まだまだだ。

逆袈裟、抜き胴も雑。絡みの方々の練習になるように丁寧な殺陣をすべきだ。

牽制。絡み2人に対して牽制するのであれば、一人には刀で、もう一人には顔(目線)で牽制してあげるべきだ。

擦り流し。動く方向が違う。絡みの背中側へ入れるように離合するように動くべき。この動きがその後にどんどん影響する。

袈裟切り。相手の背中を切るようにすると、切り終わった時点で、芯の右側に隙ができる。
その隙を使い最後の一人が来る予定なのだろうが、動画の位置取りだと、正対している状態になるので、最後の一人がかかっていく理由が薄れる。

上段受け。2歩も前に迎えに行っている・・・この原因を作ったのは芯本人だ。擦り流しの時に立ち位置間違わなければ、ちゃんと受けれたのだ。とかく絡みの方々はまだまだ勉強中なのだから、足運びもしっかり、手の意味を考えて動いてほしい。

「落とし」た時の体制の崩れが、最後の抜き胴後の足のふらつきに影響。必要以上に力が入っている証拠。殺陣は演技だ。力は抜いて、力の入っている演技をすべきだ。

全体を通して腰が安定しない。

殺陣師を目指していただくのは自由だが、現時点の力量で「殺陣指導」はして欲しくない。役者をされているなら、まずは自身がまともな殺陣を組み立てられる様に励むべきだ。
良い殺陣師になれるよう頑張っていただきたい。

殺陣についてアレコレ吐き出す