独断分析 vol.54

動画その73
https://twitter.com/CLUB48783976/status/1236386132079726592


分類:伸び代
久しい投稿。さて見て行こう!
「ただただ必死」というのは伝わる。
足運び、と言うより足が動いていない。腰が安定しない。結果的に間合いがぐちゃぐちゃしてしまう。
絡みは、芯の居所に斬りかかれていないのは、その為だ。
芯もしっかり足を動かし、全員の動線を確認する事が必要だ。

動線が確認できれば、刀はもっと大きく振れるし、無理に腰をひねらなくてもよくなる。
間合いが適切にとれれば、芝居を含めての表現が可能になり、それが殺陣だ。

刀を素早く振り回しているだけでは、何も伝わらない。



動画その74
https://twitter.com/u6IM87xZkCn3GU7/status/1326525264084389888


分類:伸び代
前回の投稿でも紹介している団体の動画だ。
コメントがもう想定外の内容でガッカリだ。

「斬り方がダイナミック!! それを残して、身体の回転を使った小さな振りも出来るとなお良しです!」

?????なぜそうなる。
刀が大振りになっている最大の原因は、刀の持ち方が悪いからで、故意に大振りにしているわけではない事が見て分からないのだろうか。
柄をどうやって握るのかを教えてあげるところから始めるべきだ。
このような振り方を「残して」などと言うべきではない。これでは「刀を振っている」ではなく「刀に振らされている」だ。
殺陣の楽しさを教えるのはとても大切だが、基礎を叩きこまない限り「怪我する可能性が高い棒の振り合い」で終わってしまう。
教えている方は、もっと教え子をしっかり見てほしいものだ。

殺陣についてアレコレ吐き出す