独断分析 vol.55
動画その75
https://twitter.com/yl_o7/status/1333774849911578628
https://twitter.com/Risa_tate2000/status/1333800011583299588
分類:殺陣
今回は、同じ手をしている動画二つを見ていこう。
二つの動画の共通点として感じるのは、殺陣田村のように刀のラインや綺麗な所作を見せる立ち回りをしたいのではないかという点だ。
違いは足運び、足さばきといった下半身の動きが目立つ。
また、2人の絡みも動きにバラつきがあるため、芯が原因とも言い難い状況だろう。
ここで意識すべきは3人のイメージだ。全員が違うイメージの上で、この立ち回りがおこなわれているのではないだろうか。
この立ち回りにおいて、見ている人に何を見せたいのか?という目的を感じないは、このイメージの違いからだろう。
殺陣は演技なので「人に見せる」と言うのが大前提だ。「私たち、殺陣の稽古やってます!」という自己満足でよければ、どんなクオリティーであれ、ご自由にして頂いても構わないと思う。
が、両アカウントとも殺陣団体に所属しているようなので、褒められたものではない。
全員が注意すべき点は、お互いの距離を感じ取る事だ、そのために絡みは、常に芯を見るもしくは視界に入れる事だ。間合いが自分本位な為に、距離がおかしくなり、かかるタイミングもズレ、お互いに動きづらくなる。
芯に言える事は、刀を振った時の軌道と刀を止める切っ先の位置を意識する事だ。腰が入いり立ち回れても刀の振りがしっかり出来ていなければ、見栄えはよくない。
絡みには、余計な芝居?を入れない事だ。下の動画のメガネの方は、すぐに片手になる癖がある。癖は見る人にとって「癖」ではなく「芝居」として受け取ることとなる。不要な動きは見せたい立ち回りの邪魔になるという事だ。また序盤の絡みの二人同時にかかるタイミングがバラつくのは、どちらかが声がけして合わせるなどした方が良い。
同時に3つの作品をつくるのではなく、1つの作品を3人で作り上げて欲しい。
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